日本が誇る「N交響」:クラシックの枠を超えた、親しみやすいオーケストラ
「N交響」、正式には「NHK交響楽団」は、日本のクラシック音楽を代表するオーケストラとして、長年にわたり国内外から高い評価を受けてきました。でも、N響の魅力はそれだけにとどまりません。歴史やメンバーの構成、そして意外なテレビ出演など、いろんな面から楽しめる要素を持っているのです。

まず、N響のはじまりは1926年。当時は「新交響楽団」という名前で民間からスタートしました。その後、戦争を経て、1951年に「NHK交響楽団」として新たな一歩を踏み出します。放送局であるNHKが支えるかたちとなり、音楽文化を大切に守っていく取り組みの一環でもありました。
N響のもうひとつの大きな特徴は、テレビを通じて広く知られていること。クラシック音楽と聞くと敷居が高そうに感じるかもしれませんが、「N響アワー」や「クラシック音楽館」など、NHKの番組を通じて、日曜の夜に家で耳にしたことがある、という方も多いのではないでしょうか。
演奏メンバーにも注目です。オーケストラといえば海外の演奏家が多いイメージもありますが、N響は日本人が中心。そこに世界各地から実力派の演奏家が加わることで、多国籍でバランスの取れた音を生み出しています。指揮者も、ブロムシュテット氏やデュトワ氏といった世界的に知られる名指揮者が歴代に名を連ねています。

そして、N響の魅力を語るうえで欠かせないのが、その柔軟さです。ポップスアーティストとの共演やアニメ音楽の演奏など、クラシックの枠にとらわれない挑戦を続けています。堅苦しい印象があるかもしれませんが、実はとても幅広く、懐の深いオーケストラなんです。
N響は、ただの音楽団体ではなく、日本の音楽文化を支え、広げ、次の世代へとつなぐ大切な存在です。クラシックはちょっと難しそう・・・と感じている方にこそ、ぜひ一度聴いてみていただきたい。きっと、どこかで耳にした“あの音”が、懐かしく、でも新鮮に感じられるはずです。
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