心理学

E.フラー・トリー著『神は、脳がつくった』は、人類の進化と脳科学の視点から、神や宗教の起源を探る一冊です。​ホモ・ハビリスから現代ホモ・サピエンスまでの脳の発達過程を辿り、自己認識、内省、死の理解などの能力がどのように神の概念や宗教の形成...

『脳を超えて』は、人間の意識の深層に迫る画期的な研究書です。グロフはLSDセラピーやホロトロピック呼吸法を通じて、通常の意識では到達できない領域への旅を探求しました。本書では、トランスパーソナル心理学の視点から、誕生時の記憶、集合的無意識...

ジュリアン・ジェインズによる本書は、人間の意識がどのように生まれたのかを探る本です。著者は、古代の人々は今のような自己意識を持たず、右脳から聞こえる幻の声を神の言葉だと信じて行動していたと主張します。この「二分心」仮説によれば、文明が発展...

『自由からの逃走 新版』（エーリッヒ・フロム著）は、人間が自由を獲得する一方で、それに伴う孤独や不安から逃れようとする心理を鋭く分析した社会心理学の名著です。フロムは、ファシズムや全体主義が台頭する背景には、個人が自由から逃げ、権威に服従...