2025-03

『脳を超えて』は、人間の意識の深層に迫る画期的な研究書です。グロフはLSDセラピーやホロトロピック呼吸法を通じて、通常の意識では到達できない領域への旅を探求しました。本書では、トランスパーソナル心理学の視点から、誕生時の記憶、集合的無意識...

『川久保玲とコムデギャルソン』は、前衛的ファッションブランド「コム デ ギャルソン」とその創設者・川久保玲の革新的な美学と哲学に迫る一冊です。従来のファッション概念を覆すデザインや展示手法、ビジネスモデルに加え、川久保自身の内面や創作の背...

『禅の道』は、オイゲン・ヘリゲルによる禅の本質を探究した一冊です。本書では、西洋人である著者が日本で弓道を通じて禅を学び、その体験をもとに禅の思想や実践について考察しています。特に「無心」や「直観」の重要性を説き、禅の精神がいかに日常生活...

ジュリアン・ジェインズによる本書は、人間の意識がどのように生まれたのかを探る本です。著者は、古代の人々は今のような自己意識を持たず、右脳から聞こえる幻の声を神の言葉だと信じて行動していたと主張します。この「二分心」仮説によれば、文明が発展...

ノーマン・ドイジ著による本書は、脳の可塑性についての最新研究を紹介する本です。昔は脳の機能は固定されていると考えられていましたが、リハビリや新しい治療法によって神経回路が変化し、麻痺や失明、精神疾患などから回復した例が数多くあることがわか...

本書は日本古代史における出雲の謎に迫る一冊です。出雲神話の背後にある歴史的事実を探り、天孫族と原住民出雲族との対立や、その悲劇的な結末を考察しています。出雲神族が天孫一族に虐殺されたという視点から、神話の裏に隠された怨念や復讐の物語を紐解...

『ボブ・ディラン全詩302篇―LYRICS 1962‐1985』（晶文社）は、ノーベル文学賞受賞アーティスト、ボブ・ディランの1962年から1985年までの歌詞を網羅した詩集です。ディランの象徴的な詩世界を味わえるだけでなく、社会批評や個...

本書は、1936年に発生した二・二六事件の首謀者の一人である河野司陸軍中尉が、獄中で記した手記と遺書を収録した貴重な記録です。事件の背景や決起に至る経緯、獄中での心境が率直に綴られており、彼が何を思い、どのような覚悟を持って処刑に臨んだの...

『エミシの国の女神: 早池峰-遠野郷の母神=瀬織津姫の物語』（菊池展明著）は、東北の伝説に登場する瀬織津姫について探る一冊です。遠野や早池峰山に伝わる信仰をもとに、瀬織津姫がどのような女神なのかを分かりやすく解説しています。古くから「祓い...