2024-01-01

謹賀新年2024:年始に読む本のリスト

新たな一年の始まりは、自己啓発やエンターテイメントのために読書を楽しむ絶好の機会です。以下に、2024年の年始に読む本のリストをご紹介します。

1.「サピエンス全史 上・下: 文明の構造と人類の幸福 (河出文庫)」 ユヴァル・ノア・ハラリ著
 この本は、イスラエルの歴史学者で哲学者のユヴァル・ノア・ハラリが書いた世界的なベストセラーです。本書は、人類が文明を築き、世界を制覇した理由や、その文明が人類にもたらした幸福や不幸について考察しています。また、人類の歴史を認知革命、農業革命、人類の統一という3つの部分に分けて、それぞれの時代における重要な出来事や思想を紹介しています。また、現代社会におけるグローバル化やシンギュラリティというテーマにも触れています。この本は、歴史にとどまらず哲学や社会学も含めた幅広い知識を提供し、読者に自分たちの生き方や価値観を見直すきっかけを与えます。

2.「21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考 (河出文庫)」 ユヴァル・ノア・ハラリ著
 この本も、歴史学者で哲学者のユヴァル・ノア・ハラリが書いたもので、人類が現在直面している21の重要な課題について考察します。テクノロジーや政治、真実や意味など、われわれが今日どう生きていくべきか示唆を与えます。

3.「かがみの孤城」 辻村深月著
不登校の女子高生・水野は、ある日、鏡に映った不思議な城に迷い込みます。城の中では、同じく学校に馴染めず、生きづらさを感じている人々が集まっていました。彼らは、お互いの悩みや葛藤を共有し、次第に心を通わせていきます。この本がおすすめされる理由は、大きく分けて2つあります。1つは、孤独や生きづらさを感じている人にとって、共感と勇気を与えてくれる作品である点です。水野や他の登場人物たちの物語は、誰もが経験するであろう孤独や悩みを描いています。彼らがどのように乗り越えていくのかを、読者は共感しながら追うことができます。また、物語の最後には、彼らが自分らしく生きていくためのヒントが示されています。もう1つの理由は、ミステリー要素が盛り込まれており、読み応えのあるエンタメ性の高い作品である点です。城の謎や、水野たちの過去の秘密など、物語の展開に引き込まれること間違いなしです。本書は単なるエンタメ作品ではなく、読者の生き方に影響を与える力を持っています。

4.「AI 2041 人工知能が変える20年後の未来」 カイフー・リー著
この本は、元Google中国法人のトップでAIに精通したカイフー・リー氏と、SF作家のチェン・チウファン氏が共著した本です。本書では、AIの完成度を高め、科学技術の革新が進んだ20年後の地球社会を想定して、10の物語が進みます。SFではありますが、AIを含めた科学技術が現在の延長線上に、80%以上の確度をもって達成され社会に登場すると、どのような世の中の変化が生まれるかが描かれます。例えば、AI保険が個人生活を深層学習し、恋愛相手まで決めたり、パンデミック対応でAI医療が発達し、非接触型社会へと移行したりします。また、完全自動運転やスマートシティなども物語に登場します。この本は、AI技術の進化を具体的なストーリーに織り交ぜ、未来予測を詳細に解説しています。緻密な情報と論理的なアプローチを提供し、独自性と魅力に満ちた内容で、他に類を見ない一冊です。

5.「ねこねこ日本史」 そにしけんじ著
この本は、そにしけんじ著の漫画とエッセイの融合型の書籍で、歴史上の偉人たちが猫として描かれ、その猫たちが歴史の出来事を再現するという独特な設定です。例えば、卑弥呼がねこじゃらしで民衆をあやつる、聖徳太子が法隆寺でつめとぎする、足利尊氏がだれにでも飛びかかる、など、歴史上の人物の特徴やエピソードが猫の行動として表現されています。ねこたちのコミカルなやり取りと、歴史の知識がバランスよく盛り込まれ、歴史を学ぶ上での入門書としても最適です。大人から子どもまで楽しめる内容が評価されています。

新しい一年のはじまりに、ぜひこれらの本を手に取り、知的好奇心を刺激したり、あるいは気分転換をはかり、心豊かな時間を過ごしてみてください。充実した一年のスタートを切りましょう。

Mount fuji with diamond by lens flare on the top at Lake kawaguchiko in morning.
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